突然の相続の発生により、遺産分割協議や名義変更、税務申告手続き等色々な手続きにおいて資料が必要となってきます。
相続によって銀行口座から預金を引き出したり、土地等の不動産の所有権移転に伴っての登記の手続きをしたりするには、書類の提出が不可欠となります。
また、財産が実際にどれぐらいあるのか、まず最初にこれがはっきりしないと遺産分割協議も進めらません。
相続財産の中で、不動産や株式等がその大半を占めているケースはよくあります。
そのため、その評価額をたとえ概算額だとしても、早急にそれを知る必要があり、相続税申告をすべきであるかどうかの判断基準にもなる大切なことです。

相続発生とともに、遺産は全相続人の共有財産となります。
つまり、未分割の状態では、全相続人が合意しないままに遺産が処理できないのです。遺産分割協議書は、今後の争いのリスクを回避するため、書面にて分割内容を記載したもので、まずは遺産分割協議書の作成が不動産、株式等の名義変更には必要となります。
相続申告については、財産の把握、評価、遺産分割の方法、申告書の作成方法によって何百万もの税額に違いが出ることも少なくありません。
そのような損をすることがないように、前もって専門家に相談しておき、あなたに見合った相続の対応をしていくことが大切です。

今井真人税理士事務所